シド L. スクラッグス三世は、仲間のライオンと二人、森を抜け、荒れ果てたトレーラーハウスに向かっていた。ノースカロライナの所属クラブが行う、貧しい家庭の支援活動のためだ。そこに住む母親は、末期がんだった。一箱の食糧を届けると、母親は二人と話したがった。「私には2人の幼い子どもがいるけれど、何もしてやれないんです。私がいなくなった後、私のことを、どんな母親だったと思うでしょうか」。スクラッグスは、飛行機の操縦を生業としていた。しかし彼は、夫であり、父であり、ライオンだった。彼は優しく母親に約束した。「子どもたちを愛し、大切にしてくれたお母さんとして思い出してくれますよ」